投資信託などの資産運用をする上で、複利を知っているかいないかで、大きな差が生まれます。

今回は複利を、単利の違いと交えて解説していきます

単利と複利

まず、単利とは利息を一定の割合で増やしていくことです。

例えば、100万円を運用に回して金利10%だと、翌年には利息の10万円を加えて110万円、その翌年には120万円になります。

このように、毎年10万円ずつ利息を加えていくのが単利です。

そして、今回の主題である複利は、元本と利息にまた利息が付く(少しややこしいですが)ので、単利より早く資産が増えていきます。

先ほどと同様に、100万円を運用に回して金利10%だと、翌年に110万円になり単利と同じですが、その翌年には、110万円の10%、つまり11万円が利息として付き、121万円になります。

これだけだと、あまり大きな差はありませんが、運用する年数が長ければ長いほど、複利の力が発揮されます。

単利と複利の金額の差

期間(年) 単利(円) 複利(円)
1 1100000 1100000
5 1500000 1610510
10 2000000 2593742
15 2500000 4177248
20 3000000 6727500
25 3500000 10834706
30 4000000 17449402

これは、先ほどの例を表にしたものです。

表を見れば分かる通り、期間が長くなるほど、金額の差が広がっていき、30年では複利は単利の4倍以上になっています。

アインシュタインは、「人類最大の発明は複利である」といったそうですが、それくらい複利の力は強力なのです。

単利と複利の差

グラフにするとその違いが一目瞭然です。

単利にもメリットはある

これだけだと、単利にはメリットを感じないかもしれませんが、複利と違い、単利は毎年利息を受け取れることができます。

また、単利は複利よりも金利が高く設定されていることが多いので、長期運用をしないなら、単利の方がいいでしょう。

単利・複利の計算方法

単利・複利はそれぞれ以下の計算で求めることができます。

例 元本100万円、金利5% 運用年数30年単利 元本+元本×金利×運用年数
1000000+1000000×0.05×30=2500000(250万円)

複利 元本×(1+金利)運用年数
1000000×(1+0.05)30=4321942(約432万円)

もちろん、これらの式は覚える必要はありません。

あくまで参考程度で見てください。

より複利の効果を得るには

ここまで見てお分かりの通り、資産運用は始めるのが早ければ早いほど、複利の効果を得ることができます。

20代から始めれば、定年までおよそ40年は運用できますから、資産運用を始めるにはもっとも適しているといえるでしょう。

もちろん、30代、40代から始めても遅くはありません。

ご自身の予算に合わせて、効率よく資産運用していきましょう。