円高と円安はほとんどの方が聞いたことがあると思いますが、この2つはどのような違いがあるのでしょうか

今回は円高と円安の違いからその影響を解説していきます。

円高・円安の違い

まず円高は外貨に対する日本円の価値が高くなること、円安はその逆で外貨に対する日本円の価値が低くなることです。

これだけだと少しわかりづらいので、簡単な例を出します。

たとえば1ドル100円だったとすると、1円あたり0.01ドルです。

これが1ドル80円になると、1円あたり0.0125ドルになり、0.0025ドル高くなるので円高になります。

逆に1ドル120円になると、1円あたり約0.0083ドルになり、約0.0017ドル下がるので円安です。

このように1円あたりで考えるとわかりやすいと思います。

円高・円安の影響

円高

まず円高は100ドルのものが1ドル100円だと1万円、1ドル80円だと8000円で買えるので、外国から輸入する際にコストを安く抑えられます。

また、日本人が海外に行く際、多く換金できるのでお得になります、逆に、海外から日本に来る外国人にとっては、日本円に換金する際に多く出費することになり、外国人観光客の現象が懸念されます。

実際、2009年は新型インフルエンザと前年の9月に起きたリーマンショックによる景気不況、2011年は東日本大震災による円高の影響で外国人観光客が減少しました。

ほかにも自動車などの主要産業では、円高になると利益を出しにくくなります。

円安

円安は逆に外国から輸入する際にお金がかかりますが、外国でものを売る際に日本円で換金したときに多く受け取ることができます。

そして、外貨を持っている場合、円安になれば利益を出すことができるので、投資家にとってはお得です。

ただ、日本は生活必需品のほとんどが外国からの輸入に頼っています。

しかも日本の食料自給率はおよそ40%(カロリーベース)といわれていますから、円安が進むと、物価が上昇して生活に影響が出やすくなります。

円高・円安はどっちがいい?

これについてはどちらがいいかは一概にはいえません。

先ほども記しましたが、円安が進めば物価が上昇して生活に影響してきますから、消費者にとっては円高がいいかもしれません。

しかし、円高が進み過ぎると、輸出企業にとっては大ダメージです。

特に自動車産業の場合、トヨタなどは1円上がるだけでで300億以上、利益に影響が出るといわれています。

そうなれば、給料が減り、最悪リストラされて職を失う可能性もあります。

ですので、円高・円安どちらにもデメリットやメリットがあるので、どちらがいいかは人それぞれです。